日本版救急蘇生法ガイドライン策定小委員会 
一般財団法人日本救急医療財団

  わが国の新しい救急蘇生ガイドライン(骨子)【BLS】
確定版

わが国の新しい救急蘇生ガイドライン(骨子)【一次救命処置(BLS)】は、平成18年6月12日付けをもって発効いたしました。本ガイドラインは日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会で原案を作成し心肺蘇生法委員会で審議を重ねて確定されました。策定の過程においては、両委員会委員以外の方々からも数々の意見が寄せられました。これらの意見は、策定小委員会で逐一検討し有用な部分は何らかの形で本ガイドラインに反映されています。

本ガイドラインの本文ならびにアルゴリズムは、誰でもコピーをして自由に利用できます。ただし、日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会のホームページから引用したこと(出典の明示)、および文章には如何なる改変も加えないことを必ず守ってください。

なお、「主に市民が行うためのBLS」は、本来は「主に日常的に蘇生を行わない者のためのBLS」と名付けるべき内容ですが、分かりやすさを重視してこのタイトルにしました。携わっている仕事や日常の生活環境で心肺蘇生を実施することが稀と考えられる人は、このガイドラインにそって学習してください。学習や研修に際しては、このガイドラインに基づいて編纂された「救急蘇生法の指針(市民用)」(第3版)が6月30日に出版されましたので参考にしてください。

本ガイドラインがわが国の救急蘇生において救命率の向上に役立つよう願っています。

 一次救命処置(BLS)ガイドライン(骨子)の新たな修正

ガイドライン確定版が公表された後で加えられた追加あるいは修正を表示します(本文は修正されています)。 追加・修正は、原則として日本版ガイドライン策定小委員会で検討し心肺蘇生法委員会で審議して決定されます。


修正1: 成人を対象とするBLS(主に日常的に蘇生を行う者、ALSを習得する者が行う)に、下記の項目に
      一文(赤字)を追加した。
項目 日本版救急蘇生ガイドライン(骨子) 採用の理由、あるいは指導上の留意点など
人工呼吸 約1秒かけて、胸の上がりが見える程度の量を送気する。なお、口対口人工呼吸を行う際には感染防護具を使用すべきである。可能な場合には、できるだけ高濃度の酸素で人工呼吸を行うべきである。
・送気量の目安は、人工呼吸の方法(口対口人工呼吸、バッグバルブマスクなど)によらず、すべてで「胸が上がるのが見てわかるまで」とする。この送気量は6〜7ml/kgに相当すると考えられている。訓練用のマネキンは、この量で胸の動きが見てわかるように設計されることが望ましい。


・口対口人工呼吸における吹込みの時間が約1秒に短縮された主な理由は、吹込み量(1回換気量)が過剰になるのを防ぐことである。


・1回目の人工呼吸によって胸の上がりが確認できなかった場合は、気道確保をやり直してから2回目の人工呼吸を試みる。2回の試みが終わったら(それぞれで胸の上がりが確認できた場合も、できなかった場合も)、それ以上は人工呼吸を行わず、直ちに胸骨圧迫を開始すべきである。



修正2: 成人を対象とするBLS(主に日常的に蘇生を行う者、ALSを習得する者が行う)に、下記の項目を
      追加した。
項目 日本版救急蘇生ガイドライン(骨子) 採用の理由、あるいは指導上の留意点など
胸骨圧迫の中断時間
AEDを用いて除細動する場合や階段で傷病者を移動させる場合などの特殊な状況でない限り、胸骨圧迫の中断時間はできるだけ10秒以内にとどめる。


 


 目次

一次救命処置(BLS)

アルゴリズム



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